起業されてご自身の会社をお持ちの方は会社の名刺代わりとなるWEBサイトの作成をご検討されているかと思われます。WEBページの種類によって集客の取り方が違うのを御存じでしょうか。WEBページの種類やそれぞれの特徴を下記でご説明をさせいただきます。
一括りにWEBやHPと言っても色々な種類が御座います。その種類によってどのようなターゲットに向けての集客なのか、方法も変わってきます。それぞれのWEBの種類についてのご説明とそれぞれのメリットデメリットをご紹介します。
現在この記事を見て頂いている当グループのWEBページもこちらの「オウンドメディア」とう種類のWEBページとなっております。
具体的には、ブログのようにコンテンツごとにWEBページを作成し、お客様や、見ていただける方にとって有益な情報をご提供する情報サイトがオウンドメディアになります。
オウンドメディアの特徴として、Googleやヤフーなどの検索サイトから新規のユーザー様を獲得するのに有効であると言われております。掲載されている情報が正確なものであること、そして、Googleやヤフーの検索での上位に上がるポイントをつかんで、作成することが出来れば、新規顧客の獲得や自社(店舗)のブランディングイメージや認知度を上げて行く事が可能となります。
◆メリット
・専門性の高い他社にない情報を記事として作成して行く事で、新規顧客が繰り返し訪問し記事を読んでもらえるようになる。
・役に立つ情報を記事として提供して行く事で、新規顧客からも専門家として認識してもらえるため、信用度が増し、会社のブランディングにも繋がります。
・ブログ方式で記事の作成が出来るので、発信する情報をご自身でコントロールすることで、他社との差別化が可能です。
・顧客にとって有益な情報をアップしていると、顧客からの信頼や愛着(ロイヤリティ)を獲得することが出来、自社商品のファンとなってもらう事が可能です。
◆デメリット
・オウンドメディアサイト作成当初は、記事の量が少ないため、オウンドメディアの効果を実感するまでに時間がかかってしまう。
・ブログ方式で記事を作成出来るが、狙った層の顧客を獲得するためには、良質なコンテンツを作成する必要があるため、ハードルが高い。
・記事を作成するにあたり、良質なコンテンツを作成するとなった場合、作成に時間がかかってしまう為、人件費などの費用が掛かってしまう。
ポータルサイトは分かりやすい身近なサイトでいうと、「食べログ」や「ホットペッパービューティー」などがポータルサイトと言われるサイトです。
具体的にご説明いたしますと、特定の分野やテーマに特化したマッチングサイトや、情報掲載サイトというものになります。
例えば、ホットペッパービューティー等であれば、大阪の梅田でネイルサロンを探している人がいた場合その人に対して、梅田のネイルサロンをピックアップし、口コミが良い順や、価格や安い順のように比較して顧客に提案をするサイトがポータルサイトと言われます。
また、トイレのリフォームや家のリフォームなどでも比較サイトや、顧客と業者を繋げるためのマッチングサイトが存在します。それらもポータルサイトとなります。
◆メリット
・訪問者のニーズに合った形のWEBサイトへ誘導することが出来る。
・外部サイトに紹介をしていることが信頼に繋がる。
・何かしらの目的をもって検索した際の入り口となるのがポータルサイトなので、一定数のアクセスや利用者数は見込めます。
・文章力に関わらず、ポータルサイトの制作や運営は行うことが出来る。
◆デメリット
・ポータルサイトでの集客で満足してしまうと自社のブランディングを上げることが出来ない為、ポータルサイトから手を引いた時に集客が滞ってしまう。
・ポータルサイトに登録をしている店舗や業者のWEBサイトのリンク切れが起きていないかを定期的に点検する必要がある。
・ポータルサイトへ新規加入の業者から連絡があった場合や、内容の変更の連絡があった場合、更新を頻繁に行う必要がある。
・複数の顧客と複数の企業が集うサイトになるので、セキュリティ面の強化が非常に重要になる。
※顧客の情報や企業の情報が漏れてしまうと大問題に繋がる。
プロモーションサイトとは、自社の製品や取り扱いをしている商品を顧客にさらに興味を持ってもらえるように商品のブランディング、他社との比較、他商品との比較をWEBサイト上で行い、知名度をあげ、商品の販売にコンバーションさせるためのサイトになります。
少し、思い返してほしいのですが、TwitterやFacebook等の投稿で少し気になる商品の広告などがあった際、タッチしてWEBページにアクセスしたことはありませんか?
そのアクセスした先のWEBがプロモーションサイトと言われるWEBになります。
商品の魅力が詰まっており、興味を引く内容や、勉強になる知識などが豊富に含まれたWEBサイトになります。
◆メリット
・商品の魅力や消費者に向けてのアプローチを存分に記載することが可能である。
・期間限定商品などで作成するケースも多く、企画として売り上げを上げるための販促手段として用いることが可能である。
・商品、会社のブランディング力を上げることが出来、集客力の向上と新規顧客の獲得をする事が可能。
◆デメリット
・TwitterやFacebookなどで広告をする事がメインになりますので、SNSでの拡散力が必要になる。
・期間限定で作成することが多い為、作成したまま置いておくことが出来ない為、その都度作成し直しが必要なことから、人件費がかかってしまう。
ポートフォリオサイトはカメラマンやWEBデザイナー、イラストレーターなど、様々な方が自身のデザインや作品などをアップロードし、顧客にアピールをする事で、ピントが合う顧客から集客を取るというようなサイトになります。
ご自身の作品の魅力をいかにして顧客に届けるかが非常に重要となるWEBサイトになります。
比較的、フリーランスでカメラマンやイラストレーターをしている方も多く、ポートフォリオサイトから直接仕事の依頼を得るケースが多いです。
現在ではInstagramをポートフォリオサイトの代わりとしてホームページにしている方も多くおられます。
◆メリット
・自身の魅力をWEBサイトの作成するデザインからアピールすることが出来るので、目を引くデザインを作ることが出来れば、集客力が強くなる。
・ブランドイメージを視覚化することが出来るため、「〇〇と言えばココ!」というブランディングを確立する事が出来る。
◆デメリット
・自身の作品のデザインとポートフォリオサイトのデザインに統一性が無いといびつなサイトになってしまう可能性がある。
・初期費用やランニングコストがかかってしまう。
・作成するWEB作成システムによっても変動しますが、ある程度のHTMLやCSSの知識が無いと思った通りの編集が出来ない可能性がある。
・新規顧客のアクセス数は増えるが、デザインを見てそのまま終わってしまう。というケースも多い為、直接的な売上向上には繋がりにくい可能性がある。
ECサイトは分かりやすい言葉で言いますとネットショップになります。皆様使ったことがあるであろう、Amazonや、楽天市場、Yahoo!ショッピングが大きなECサイトになります。
じつはこのECサイト、大きく2つに分かれており、「モール型サイト」と「自社ECサイト」の2つに分かれております。
【モール型サイト】
「モール型サイト」は別名サイバーモールとも言われており、多種多様なショップが同一ドメインのもとで営業をしているサイトの事を言います。Amazonや楽天市場などが代表的な「モール型サイト」になります。この場合はECサイトを作成したというよりは、ECサイト出店や、モール出店という言い方をします。
◆メリット
・モール型サイトの大元に日常的に訪問する方が多い中で、商品を販売することにより、複数の新規顧客の目に情報を与えることが出来るため、ご自身での集客力が不足している方などはモールの集客力で、集客をかけることが出来ます。
・Amazonや楽天市場などで出店する場合、一定の審査を通過すれば、簡単にショップの登録が出来、販売をすぐに進めていくことが可能です。
・大手がモールを運営している場合、セキュリティ面への信頼が非常に高く、クレジットカードや住所を取り扱うECサイトにおいて、セキュリティの信頼は非常に重要なポイントとなります。
◆デメリット
・モールへの出店料や、販売後の手数料がかかってしまう為、商品が思ったように売れず、売り上げが少なかった月でも、出店料を支払う必要がある。
・販売手数料で、仕入れ額よりも高くなってしまい、売り上げが思った以上にあげることが出来なくなってしまう。
・同業他社と同じような商品を取り扱うことが多い為、価格競争になってしまい、安いショップから購入されるという事で、各ショップの魅力を発揮することが出来なくなります。
・購入いただいた顧客の情報を集めることが出来ない為、顧客リストを作成し、メルマガやアプローチメールをお送りすることが出来ない為、キャンペーンの直接アプローチが難しくなります。
当社がおすすめするのは「自社ECサイト」になりまして、自社でサーバーを借りそのサーバー領域にECサイトを作成することを言います。この場合はECサイトの開業や、ネットショップの開業と言います。自社ECサイトの場合、モール型サイトに比べ自由度が高い為、独自のルールなどが無く、理想的なデザイン制作や、柔軟な運営が可能となります。ただし、集客について注意すべき点もありますので、下記でメリットとデメリットをご紹介させていただきます。
◆メリット
・モール型サイトのように出店料や販売手数料を引かれることはない為、販売にかかるコストを削減することが出来ますので、商品販売に対しての利益率が高くなります。
・サイト作成のためのルールが存在しない為、自由なサイト作成が可能となります。それにより、自社のブランディングを高めることページを作成することも可能となります。
・顧客情報を自社で管理することが出来るため、顧客層に対してどのような商品が売れているかをプロファイリングする事で、リピーター顧客や新規顧客、優良顧客を増やし、利益を生み続ける仕組みを作成することが可能となります。
◆デメリット
・自力でSEO対策やリスティング広告などを運用し、ECサイトを見てもらえるように名前を売ることと、質の高いページやコンテンツを作成する必要があるため、立ち上げから売り上げに繋がるまで時間がかかってしまう。
・有料広告などを使い、商品の宣伝をする必要があるが、それにより他のECサイトが価格競争になってしまった場合、自社ブランドが確立できていない場合、価格競争に巻き込まれ売り上げが思った以上に上がらなくなる。
・名前が売れるまでは大手モール型サイトに比べ信頼度にかけてしまう為、どれだけ良い製品でも売れるまでに時間がかかってしまうという事があります。
店舗サイトとは飲食店やヘアサロンなどでよくつかわれるWEBサイトなのですが、上記でもご説明をさせていただきました、ポータルサイトであれば、口コミや平均予算などは情報として得ることが出来たとしても、店長やオーナー様の気持ちや心意気、その店舗のコンセプトまでは理解することができません。
ただ安いだけ、ただおいしいだけではなく、店舗のコンセプトを理解したうえで獲得できる顧客こそがリピートを続けてくれる顧客に繋がるかと思われます。
◆メリット
・ポータルサイトのようにデザインの制限はない為、好きな画像でデザインを組める。
・メニューやコンセプト等本来掲載したい内容を思っている通りに掲載が出来ますので、顧客に対し伝えたかった気持ちや思いなどを掲載することが可能となります。
・新規顧客に対し、ポータルサイトでの情報だけではなく、店舗のウェブサイトがあることで、安心感を与えることが可能です。新しいことに着手する際はより詳細を求める傾向にありますので、ポータルサイトから店舗サイトに繋げることが出来るとより一層の新規顧客獲得に繋がります。
◆デメリット
・店舗成功だけではなくブログ形式でアップロードをする事で、新規顧客獲得につながるが、その時間を確保する必要がある。
ランディングページとは一ページのみのWEBサイトとなっており、集客に特化した形でのWEBサイトになっております。YouTubeなどでよく見かけるダイエット食品や美容用品の広告でWEBサイトに飛ぶことが出来るのですが、そういったサイトはほとんどがランディングページになっております。
広告されている商品に興味を持った方を集めるという集客方法と、商品の説明や実際に使った方の意見や口コミなどで顧客の信用度を獲得する文言が入り最後にお問い合わせや注文をもらうまでを全て1ページ内に収めて作るページをランディングページと言います。
ランディングページの場合、営業トークをWEBサイトを使って順序だてて再現するため情報量が多くなり、縦長のページ構成になってしまいます。
また、他のページに飛ぶリンクが極端に少ない傾向があります。
◆メリット
・1ページで完結するWEBページなので、ランディングページに訪問してくれた来訪者の離脱率が少なくなります。離脱率が少なくなることで、注文やお問い合わせに繋がる確率を上げることが出来ます。
・訪問者知りたい情報が1ページ内に集約されているため、商品やサービスに理解をして頂いた上での注文に繋がり、リピート率も高くなります。
・縦長のページ構成になる理由として理想的な順序で商品についての理解をしてもらう事で、購入に繋がるからです。通常の営業トークでも同じなのですが、順序を間違って話してしまうと、獲得できる顧客も獲得が出来ないのと同様です。
◆デメリット
・通常のWEBサイトの場合、記事のほかに会社概要やニュース等様々な項目を作成しているので、訪問者が他のページに回遊しますが、ランディングページの場合、必要最低限のリンクしか貼っていない為、来訪者が他のページに回遊することなく、ランディングページから離脱する確率が高くなってしまいます。
・営業トークを文字とイラストやグラフで説明をする為、作成に非常に時間がかかってしまいます。また、集客、誘導、顧客獲得につなげるための顧客のアクションを誘発させるためには通常のページよりも原稿を練り込んで作成する必要があります。
沢山のWEBの種類をご紹介させていただきましたが、それぞれ特徴があるため、これでないといけない。という決まりやルールなどは御座いません。ご自身の会社や事業に合わせた形で特化したWEBページを作成することが新規顧客の獲得に繋がります。
最後に、今回ご紹介をさせて頂いたWEBページの種類を再度下記にまとめさせていただきます。
・オウンドメディア(ブログサイト)
※検索ヒットに現在一番あたりやすく、自社のブランディングを高め、集客を獲得することで売り上げを上げやすいWEBサイト。
・ポータルサイト
※顧客のニーズにあうポータルサイトを作成することで、サービスの提供を求める顧客があつまり集客が出来、売り上げを着実に上げることが出来るWEBサイト。
・プロモーションサイト
※自社の特化した商品や製品をアピールするために特化したWEBサイト
・ポートフォリオサイト
※デザイナーの方や、カメラマンの方で自分の世界観を全国の人に見てもらうことが出来、自分自身を売り出すことが出来るWEBサイト。
・ECサイト(オンラインショップ)【モール型サイト】
※大きな母体の中で運営することで顧客を集めやすく、始めたばかりでも世の中の流れを読み取ることが出来れば売り上げを上げていきやすいWEBサイト。
・ECサイト(オンラインショップ)【自社ECサイト】
※WEBの知識を持ちい、自社製品などを販売することで、店舗に来れない遠方のお客様にも販売をする事が出来る、販路を広げることが可能なWEBサイト。
・店舗サイト
※ポータルサイトだけでなく、実店舗の運営するWEBがあることで、オーナ様のコンセプトや事業に対する気持ちをアプローチすることが出来、上顧客を獲得しやすいWEBサイト。
・ランディングページ
※集客に特化した形で、営業に出なくてもWEBサイト自身が来訪した新規顧客に対し、営業ををかけてくれるWEBサイト。
この様に多種多様なので、ご自身にあった形でのWEBサイトの構築をおすすめさせていただいております。ご自身の会社にどのWEBサイトが適しているか等、この記事をお読みいただき、少しでもWEBの作成にご興味をお持ちいただけた方。
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