シィンクプロデュースグループ

  • LED・水銀灯照明について

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福長正樹

蛍光灯からLEDに変えることでのメリットを御存じですか?

1938年頃から販売されている蛍光灯ですが、当時は明るく長持ちで、白熱灯などに比べるとコストが削減されており、画期的といわれておりましたが、1996年頃から徐々にLEDが普及してきました。当時のLEDは単価も高く、手を出しにくい商品だったため、需要はあまり高くありませんでした。

ですがここ最近では従来の蛍光灯からLEDに変えることにより、削減効果が大きく反映される為、LEDに変更される企業様も多くなってきております。

それではLEDについてご紹介をさせていただきます。

LEDの特徴はどのようなものがある?

LEDといえば、「長持ちする」や「電気代が安くなる」という意見が代表的だと思われます。

蛍光灯からLEDに切り替えることによってどのようなメリットが生じるのでしょうか。分かりやすく解説させていただきます。

LEDは長寿命(商品が長持ちする)

こちらに関してはほとんどの方が、ご存じの内容かとは思いますが、具体的にご説明をさせていただきますと、白熱球であれば、約1,000時間から2,000時間の寿命となります。

蛍光灯は約6,000時間から12,000時間ほどになります。

LEDは約40,000時間といわれております。

LEDは蛍光灯や白熱球のように球切れが起きて突然消えてしまうという形ではなく、長く使っているうちにLEDの素子や樹脂、蛍光体が劣化してしまう為、明るさが少しずつ落ちていきます。

ですので、LEDの寿命は切れるまでではなく、新品の明るさに比べ70%まで落ちる時間として設定されております。

LEDは発光効率が良い

発光効率といわれてもどういうものかわかりにくいかと思われますので、かんたんにご説明をさせていただきますと、1ワットでいかに明るく発光するかというものになります。

白熱球であれば、発光効率は10から20lm/w(ルーメンパーワット)となります。

蛍光灯で60から110lm/wといわれております。

最近のLEDでは150lm/wを超える効率が非常に良いものも増えており、蛍光灯を上回る発光効率を実現するようになっております。

発光効率が高いことで少ない電力でも明るさを実現することが可能となります。

LEDは低発熱で、赤外線をほぼ出さない

白熱球や蛍光灯の交換の際に熱くて触れないということや、白熱球の近くに展示で置いていた果物や野菜が熱で傷んでしまっていた。また蛍光灯の台が熱で黒ずんだり等の経験は御座いませんか?

白熱球の場合、熱エネルギーを光に変換するため、どうしても熱線である赤外線が出てしまいます。

LEDになりますと電気を熱に変えるのではなく、電気を直接光に変換しますので、発熱量が少なく済むというメリットがあります。

その為、スーパーなどの食品陳列台の照明に使用されることや、熱を嫌う対象物の照射に適しております。

 ※LEDも一切熱を放たないわけでは御座いませんので、交換の際はやけどにお気を付けください。

LEDは操作に対する反応が良い

LEDは電気信号が入ってから反応するまでの速度が非常に早く、高速で点滅させることなどにも非常に優れております。(非常灯や車のウィンカーなど)

その為、電気をつけた時にすぐに明るく部屋などを照らしてくれます。

昔では電気をつけたり消したりをする事で、蛍光灯のエミッタ(蛍光灯を付けた際の最初にチカッチカッと光る箇所)が消耗し、寿命を縮めてしまうと言われておりましたが、LEDの場合は電気が頻繁につけたり消したりを繰り返すおトイレや、廊下などの照明でも電気をそのまま光として発光しますので、寿命が縮まることもなく、むしろ、頻繁に電気をつけたり消したりする箇所の方が取付位置としては非常に向いているとも言えます。

LEDは紫外線がほとんど出ない

工場内の蛍光灯や水銀灯、お店をライトアップするための蛍光灯や白熱球などで気になるのが、ライトに集まる虫ですよね。

虫がライトに集まるのは蛍光灯や水銀灯、白熱灯から発せられる紫外線が影響となっております。

LEDの場合紫外線がほとんど出ませんので、虫が集まりにくいという特徴もあります。

また、絵画などの美術品なども紫外線によって変色や退色(色褪せ)してしまいますので、LEDで照射することにより、絵画や美術品の変色や退色を防げますので、長期の展示に向いております。

LEDは低温環境下でも効率が低下しない

蛍光灯や白熱球、水銀灯等の場合低温時での発光効率が著しく低下してしまうので、寒冷地や、冷凍室、冷蔵設備内での使用はあまりお勧めしておりません。

LEDの場合、LED自身が半導体の為-20度程度の低温までであれば、発光効率が落ちず、安定して発光することができます。ですので、寒い地域の会社様や店舗様、特に冷凍室、冷蔵設備内などのLED全般の交換をおすすめしております。

LEDは衝撃に強く壊れにくい

従来の蛍光灯や白熱電球、水銀灯などの光源は発光原理によって、ガラス管が用いられますので、衝撃や振動などに弱いという弱点があります。地震で蛍光灯類が割れて足元にガラス片が飛び散ってしまい2次被害、3時被害になってしまう可能性が高くなります。

LEDの場合は発行原理が蛍光灯などとは違いますので、ガラス管を必要としません。

その為、プラスチックなどの軽く割れにくい材料を使うことが出来ますので、衝撃や振動に強い製品になります。

LEDは環境保護に優れている

LEDは小型で長寿命ですので、廃棄する電灯が減る事と、蛍光灯のように水銀などの有害物質を使っていない為、処理する際にも問題は少なく済みますので環境保全にとっても有効であると言えます。

蛍光灯からLEDに変えることによるメリットのまとめ

上記で、白熱球、蛍光灯、水銀灯からLEDに交換することでのメリットを複数記載させて頂きましたが、最後に簡単にまとめさせて頂きます。

LEDに交換することによって以下のメリットがあります。

・LEDは長寿命
蛍光灯の約4倍以上も長持ちするので、電球交換の頻度が格段にさがり、ランニングコストを下げることができます。

・LEDは発光効率が良い
蛍光灯に比べて発光効率が良いために、より少ない消費電力で同等の明るさが確保でき、電気料金を下げることができます。

・LEDは低発熱で、赤外線をほぼ出さない
蛍光灯に比べると、発熱量が少なく赤外線をほぼ出さない為に、夏場の冷房効率アップに貢献します。

・LEDは操作に対する反応が良い
スイッチ操作で即時の点灯・消灯が可能ですので、トイレなど電気の小まめな点灯・消灯が多い部屋でもストレスなくご使用いただけます。

・LEDは紫外線がほとんど出ない
紫外線がほとんどでないために、虫を寄せ付けにくいという特徴があります。夕暮れから夜間に虫が集まることでお悩みの事業者様にも多く喜びのお声をいただいております。

・LEDは低温環境下でも効率が低下しない
低温環境での使用に優れており、寒冷地の事業所様や冷凍室・冷蔵室内でのご使用に向いております。

・LEDは衝撃に強く壊れにくい
蛍光灯のガラス管とは違い、プラスチックなど割れにくい素材で作られている為、万が一の災害などの際も照明器具の落下による怪我などの被害を抑えることが出来ます。

・LEDは環境保護に優れている
蛍光灯などに比べて、LEDは小型かつ水銀などの有害物質が非常少なく、環境負荷が低いと言えます。

このようにLEDに交換することで複数のメリットが生じます。

次回の記事ではLEDを実際に交換することでどのようなメリット、デメリットが生じるのか?
また、実際の電気代などランニングコストの削減効果がどこまであるのかについて、ご紹介させていただきます。

次回記事【LEDを導入する事による削減効果とは?

 

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